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スローアート・ゆるい展 開催記録サイトです。 開催期間■2003年3月/28,29,30日 開催場所■徳島県立21世紀館 多目的活動室 徳島市八万町向寺山(文化の森) 出品者数■44名 出品点数■64点 入場者数■ほぼ1000人 |
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文化の森シンボル広場から21世紀館を望む。
期間中、初日こそ小雨がぱらついていましたが、29日・30日といずれもいいお天気で、ここ文化の森も各種イベントで賑わっていました。ただ今年は桜の開花が去年より遅く(去年が早すぎた)、『花見気分でゆるい展を見ていただこう』というもくろみは見事にはずれてしまいました。

21世紀館&県立美術館入り口付近。
経費節減のため、看板などもすべて手作り。出品者の一人ひらたるんさんがフリーハンドで書いてくれました。だからこの看板は、ゆるい展65番目の作品なんです。
ちなみにゆるい展最初の作品は動画GIFによる「ゆるい童(わらし)」でありましてゆるい展の名付け親でコピーライター、ura=tetuさんの作品です。
となりの美術館では、吉田伯美さんが電飾を使った彫刻展をしていました。

玄関ロビー。向かって右が21世紀館、左が美術館。
画面中央に見える青い看板は、会期2日目29日の朝に急きょ作って立てたもの。こういう行き当たりばったりの所がいかにもゆるゆるゆるい展らしくていいではありませんか。
それにしても出品者の中にはいろんな技術を持っている方がいるので助かります。実は、この青い垂れ幕の文字はグラフィックデザイナーの柏木団さんにバックアップして頂きました。1日目が終了した後に急きょお願いしたにも関わらず次の日にはこの通り。ほんと助かります。

ゆるい展受付付近より。
今回集まった作品は64点。絵画あり、版画あり、写真あり、彫刻、工芸、からくり人形あり。作品の質を見ても、思いっきり個性を主張するものや地味だけど渋い味を出しているもの、純粋に作者の楽しさが伝わってくるもの、見る者をその世界に引きずり込んでしまうものなど予想以上に様々な作品が集まり、何でもありのゆるい展にふさわしい空間を演出する事が出来ました。ただ、立体作品が少なかったの少し寂しいかな。

搬入・展示作業は、会期前日の夕方6時から9時の間に行われました。『さて、いったいどんな作品がどれだけ集まって、ちゃんとした展覧会に出来るのか』が主催者としての一番の心配事でしてが、この企画に賛同してくださる作家の方がたくさんいてくれて、みんなで協力し合ってわずか2時間あまりでこんな素晴らしい空間を作ることが出来ました。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
なお、この「ゆるい展」にかかった経費は会場使用料他すべてを合わせても5万数千円程度。それを出品者数で頭割りしたので、1人1300円の出品料をいただきました。

思えば、この企画を実現させようと思い立ったのは半年前。エナジー展の最終日に幸田さんと2人で「ここでボクらの作品展が出来たらいいなぁ」と話していて、思いついたらすぐ行動。21世紀館の事務所に会場の予約状況を確認しに行くと、たまたま年度末の土日に空きがあったのでその場で即予約を入れたのがそもそもの始まりです。
その後、企画開催に向けて実際に動き始めたのが1月。会場を借りるための書類を提出するために事務所の前の喫煙所でもう1人の発起人である井浦さんを含めた3人で協議し、展覧会名を「スローアート・ゆるい展」、主催者名を「スローアート協会」とし、この時から知り合いの作家や報道関係者へのアプローチを始めていったわけです。

『スローアート』とは、スローフードから連想し自分達で勝手に作り出した造語です。そして造語であるならまず定義付けが必要ではないかと考え、次のように定義してみました。
スローアートとは、時代や権力に左右されず、アウトローだけどそれぞれの世界を持ってて、流行に鈍感で、背伸びをせず自然体。そんなアーティスト達の地道だけど本質的なアート
とはいっても、時代の表層を流れる足の速い潮の向きに敏感であることへの単なる反発ではなく、情報化だとか国際化だとか、忙しい時代に一息つきたいと思ったわけです。
じわじわと積み上げてきた伝統や独自の文化としての、芯の強いアート。それはきっと均一的な評価の対象ではなくて、出逢う人それぞれが、いろいろな受け取り方をできるもの。そして表現者の焦がすような思いが伝わるもの。それがスローアートだと考えました。
そして『スローアート協会』とは、そんな表現者達の個性を尊重し、経歴や肩書き・ジャンルを問わず、いつでも誰でも「気が向いたら来ィよ」という感じのオープンでアバウトな団体なのです。
今回、出品者のほとんどがこの会の趣旨に賛同していただき入会されました。今はまだ名前だけの極めてあやふやな団体なのですが、このアバウトさあやふやさを残しつつ定款等を整備して一本筋の通ったゆるい繋がりの団体にしたいと考えています。
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