〒779-2108 TEL (0884)78-0031

徳島県海部郡美波町木岐366(マップコード217 038 444)

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このサイトは2009年7月に写真展を開催させて頂いた「幸田青滋と武市直子」がお礼の気持ちを込めてギャラリーの紹介と作品集の公開の場として設置致しました。改良点お気付きの点、ございましたら連絡下さい。

前回の第8回は徳島大学本部横のギャラリー、ガレリア新蔵で開催致しましたが美術館を出てなんかのびのび感、開放感があって「それもありかな〜」、「入場者総数は確実に減るだろうけど数より濃度重視が僕らのスタンス」、、で、かねてよりお招き頂いていました木岐での開催にするっとなじむことが出来ました。

多くの方々のご尽力で野外展示も出来るようになって、新たな参加者、グループの方々も作品を持ち寄って、さあ明日は搬入、展示だ〜って時にギャラリーの主・勝瑞高春さんが倒れて救急車で・・・

第一報の電話は搬入日の朝に、主と共にギャラリーの運営を手助けする”名田さん”から頂きました。「とにかくカギをお預け致しますのでギャラリーを開いて下さい」とのこと。えっ!!何!

この時から勝瑞さんの状態、詳細が分からないまま、全く未経験の主のいないギャラリーで開催する不安を抱えたまま見切りスタートしたわけです。

3日間の短い間の展示ですがその間に福島さんの三味線街流し、花火大会、流しそうめん大会、野外展示の行方、参加者の宿泊段取り、車いすの出入り手段など主しか知り得ない企画情報が沢山あって暗中模索!とにかくカギを預かってギャラリー運営を委託されたからには開き直ってスローアート的にマイペース、村上語録の「どないぞなるよ〜」が合い言葉です。

スローな私たち幸田、村上、井浦共々30分〜1時間ほど現地入りが遅れました?m(__)m。搬入が1日前倒しになっていた木田さんの平和美術愛好家グループの作品がどっさり、時間どおりに来られたサトーキミエさんのお仲間が待ち受ける中、がらんとしたギャラリーは不気味にうつりました。一週間前に搬入した作品が見あたらない、、置き場が分からない、電話が鳴って「勝瑞さんはどうなの?」・・担当者不在を告げて切る、福島さんからも電話で会場の設営状況を質問され、勝瑞さんとの打ち合わせ内容を知らないまま私の希望であります”三味線の街流し”を告げると紹介頂いている町の関係者と相談してみるとの返事、1時間ほど経って街流しだけではちょっと、、参加を見送りたいとの返事に意気消沈(T_T)でもでもネガティブになってはいけない。”三味線の街流し”が無くなってマイナスでなくその分お客様にゆっくりと観ていただく時間が増えたとプラスにしよう。

展示の設営は現地の粟田さん、名田さんに井浦さんが加わって手際よく、「手慣れてるなぁ〜」・・僕も見とれつつ、梱包を解き作品を並べ題と作者氏名を確認しつつPCに打ち込んでドタバタしつつ、ゆっくりと搬入展示が始まりました。

名前と表題は間違ってはいけないので時間をおいて、明日朝に持ち越し、木岐奥公民館で幸田+村上泊まりました。

翌朝、河崎さんの作品を野外展示するか撮影だけにするか決めかねて、とりあえず朝四時半に起床、車に乗せて白浜海岸へ、作品を渚に設置、日の出前の海は青から茜色のグラデーション、空と雲を眺めて波のリズムに添ってシャッターを切る〜しあわせ〜

粟田さんが急いで作ってくれた生竹の素麺だし汁用小鉢です。すばらしいできでした。

これには皆さん大喜び!流し素麺は3日連続で開催致しました。

準備してた半田そうめんは1日で無くなって、追加発注、細めの小豆島産も許すはめに・・流し素麺はいくら食べたか何杯食べたとかわからんのが良い事、右利き左利きで立ち位置が逆になるとすくいにくくなる事実も判明しやってみないと分からない発見、奥が深いなぁ〜

さあ、ここからは作品を並べます。今回もバレエティー豊かな作品が集まりました。

上は宮本さんの遍路歩記も屋外展示です。こもれびが良い感じですね〜。左右の画像は今回の企画のひとつで村上さんのライブペインティングです。みるみる絵が出来ていく様に子供達が乗ってきました。 

左は指導中の生田さんと咲良ちゃん、その作品、その下が完成展示作品で左が生田さんの黒い作品になります。

上は村上さんの作品の仕上がりで、離れを描いています。下は描いてる様子です。

夜は木岐奥公民館で宿泊、線香花火をして木岐の夜を楽しみました。車いすでの出入りは足場板の利用で解決できました。

作品の台座は見事に波に洗われ砂をかぶりスケール感を失って宇宙と同化する・・・な〜んてね

朝から心地よい疲労感を味わい、作品はやっぱりギャラリー内に置くことに致しました。今回の展示の模様はツイッター・ユーストリームで生中継しました。始めてで参観者はわずかでしたが、可能性は感じました。ワイヤレスがもっと飛んでたらと悔やまれます。

■春、光る 小栗加代子

■「宙(そら)」小野寺穣 

■秋  小野寺穣

■なぜか風鈴 正木和代

■ひかり 天野和子

■県南暮色 古西義敏

■辻廻し 高島武夫

■水辺 竹内一雅

■茫々・・・木田英之

■夏の詩 - 恵 阿部ミチ子

■昼さがり 横手章子

■雨しとど 撫中健一

■海の贈り物 福原敏雄

■田植えはじめ 山川光麿

■空中散歩 山田勝之

■始発の頃 櫛谷文次

■らん  北條孟

■秋葉神社の祭り 石本隆二

■美術館にて 埴渕節子

■大漁 紅露儀一

■釣り人 石本隆二

■人形浄瑠璃体験 眞田幸隆

■連れ合うて 喜田昌弘

■夢ギャラリーにてⅠ 勝瀬彪

■夢ギャラリーにてⅡ 勝瀬彪

■好天気 林好一

■椿泊の花火 横田正敏

■春の酒造場 櫛谷和道

■あじさいとともに 谷中千恵子

■祭りの子 臣守澄江

■大川原にて 成松善任

■雨蛙 横田正敏

■カップル 福井純子

■帰り道 福井邦博

■月の漁港 大田修

■③黒釉袋鉢 サトーキミエ

■④黒釉袋鉢 サトーキミエ

■佐那河内村にて 苔谷

■dog 大泉安

■遠くの明星  小栗加代子

■パートドヴェール 大泉恵 ガラス作家 角鉢

■パートドヴェール 大泉恵 ガラス作家 角鉢

■パートドヴェール 大泉恵 ガラス作家 丸皿

■①黒化粧・よつかさねquodruple サトーキミエ

■②黒化粧・よつかさねquodruple サトーキミエ

■ほのかに香る 小栗加代子

■幻像のブリッジ 河崎良行

■夢のかけはし  河崎良行

■何か聞こえるかな 天野和子

■呑み助からくり人形 新居晴雄

■バックル 島利喜太

■弘法大師空海 島利喜太

■霧の剣山スーパー林道 関政明

■墓標の松 脇林清

■ありのままの生  脇林清

■作品Ⅰ  大西利津子

■作品Ⅱ  大西利津子

■Spacefish  武田亜希子

■遍路歩記 宮本光夫

■肋骨にひび冬将軍がやってきた 村上哲史

■夏真昼なにはともあれ呼吸せよ 村上哲史

■風死せりサイコロ振れば「1」が出る 村上哲史

■本籍は街の真ん中ラムネ飲む 村上哲史

■木岐夢ギャラリーに座敷わらし伶さん 武市直子

■豆狸 まつしたえつこ

■夏の宵 まつしたえつこ

■ブラザーオブ・スター  伴清一郎

■あかり 家形笑美子

■生田浩三

■美鳥悦子

第9回ゆるい展参加者リスト

第9回ゆるい展

始めに、スローアート・ゆるい展とは

 この上の「ゆるい展の記録」に過去の展示物全部を閲覧できますが、耳慣れないスローアート・ゆるい展のご説明を致します。 

 例えば、走るのが速いか遅いか等オリンピック競技を引き合いに出すまでも無く「速いが優れ、遅いが劣る」という常識があります。常識的価値観に疑問を投げかける意味の「スロー」を頭に、それを成す行為としての「アート」を合体させた造語です。

 スローアーチストは背伸びをしません。行き着く先は自然体のあるがままがよろしいと思います。先人の積み上げてきた伝統や独自の文化を享受し、「我」=「制作者」が来場者と共に漂う楽しさ、喜びを共有したいと願っています。

 『スローアート協会』は、賛同する表現者達の個性を尊重し、経歴や肩書き・ジャンルを問わず、いつでも誰でも「気が向いたら来ィよ」という感じのオープンな団体です。

 年に一度の「ゆるい展」でスローアートに出会ってください。 

                                                                                                  スローアート協会会長 村上哲史

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