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検索でここにたどり着いた方へ・・・島内さんの2010年3月末に出版される写真集「セピア色の吉野川」はこちらから

取材の様子はこちらをご覧下さい

2010・平成22年5月16日から30日までの間、吉野川市市役所1階ロビーで新宿ニコンサロンで展示致しました全ての写真を展示致します。ここから

5月23日(日曜日)午後1時30分より吉野川市公民館にて島内さんの講演会が開催されます。

いずれも入場無料です。


写真家・島内英佑氏徳島を写す

島内さんは高知県出身、大学の先輩です。吉野川が縁で知り合う事になり、この度は写真集製作の一環でこられました。ほんの一日だけおつき合いさせてさせて頂き撮影中の先輩の姿を記録させて頂きました。

島内さんは大学の卒業制作にテーマとして「吉野川」を選ばれました。二十歳過ぎの頃、1960年代です。そして20年経過した1980年代に同じ場所をたどって撮影した写真集「吉野川ふた昔」を発刊なさいました。そして昨年2000年代の三度目の撮影を無事終えられ東京で写真展を開催なさいました。この度は写真集製作にあたり手直し撮影を何ケ所かでなさったそうです。

吉野川北岸、藍住町あたりの堤防上を走行中島内さんが「ちょっと停まれる??、そこもう一度みておきたいのですが、、」ランドマークは特に見当たらず何でもない田舎の景色。私が堤防下に車を停めてカメラを準備し見上げると島内さんはすでに土手の上を下流方向どんどんへ歩いてらっしゃる。急ぎカメラバッグごと肩にに担いで追っかけました。

堤防の上は歩道スペースがほとんど無く歩いているとすぐ横を猛スピードで車両が走り体ごとあおられます。幸い春めいたやわらかな日ざしの中20年前の写真集と実景を比べ小さく微笑んで「ここですね」何でもない田園風景を40年、そして20年前に写してる事もすごいけど、再びそこに立ってシャッターを切る。写真家だけに許された贅沢な時間旅行を楽しんでらっしゃる。

島内さんが時々口にする「大した写真じゃぁありませんから」そう言い切る。謙遜でもあり、本心からそれを狙っているのでしょう。もちろん「そうですねっ」っと言葉では返しませんが特別な場所日時の感動的なシーンを切り取る価値とは別物の何でもない日常の典型シーンが実に愉快です。

以前東京で写真展が開催された時点で徳島でも開催したいですねと2人で盛り上がっていましたが、適当な会場が全て予約済み状態で諦めざるをえませんでした。でもなんとかしたいと気持をリセットして、出版とのタイミングを計りながら再び会場探しを続ける事に致しました。


ここは通称「岩の鼻」吉野川を見下ろせます。レンズがグルッと回転、水平写角140°の特殊なパノラマカメラ、パノンF7を使っていました。島内さんの左ひじ上あたりが岩津橋になります。

上の写真、左側の中洲が「もぬけの殻」の撮影現場なのですが、

てってと降りて行く島内さんと先を行くのは釣り人です。

竹林の端にはしごを発見、誰かが木の上に観察小屋を立てています。近くにアオサギの巣が20個ほど見れました。島内さんは軽々とのぼってシャッターを切っていました。私は下で見上げているだけで、周囲をウロウロ、降りてきた島内さんに「お先に失礼、幸田さんもどうぞ」と言われてしまいました。

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ポカポカ陽気でそろそろ虫たちが活動を始めている徴候がここかしこで見れました。

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