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Angenieux 45-90mm f1:2.8 Leica R mount 3cam

このレンズebayで待っていても滅多に出てこないし、出た時はとても高額で手が出ませんでした。ある日アトランタのウェブショップでマクロキロン105mmを購入した後ライカR用非純正ズームレンズの項目(LEICA R NON-MFG ZOOM)に気付き、運命的な出合いを迎える事になりました。見つけた時は我が目を疑う「なんじゃこりゃぁー」のUS$499(・o・)、程度はBGN=5ランク評価の下から2番目、何かヤバイ部分が、、と憶測してしまいます。しかしとっても気になる価格なので即刻ショップセールスマネージャーにレンズコンディションを質問し、合わせて至急写真を送る様に依頼して待ちました。数日後返信のメールで画像を確認して即刻「買い」に至りました。手元にやってきたレンズの問題点はすぐに発見できました、(;_;)ズーミングによるピント位置移動です。しかし全ての焦点距離で無限遠が出ていましたので受領する事にいたしました。何よりキズの少ないガラス面と外観にホレホレしてしまいました。

実際に使ってみると守備範囲が広いしファインダーも明るくストレスを感じません。ズーム領域は単体レンズの50mmと90mmに重なりますが50mmの標準を使っているつもりで持つと私流のパワーが発揮出来そうです。心構えってそんなものですからね。さしてシャープなレンズでもないのにですがワクワクしてしまうのは単純に私がミーハーだからでしょう(笑)。最短撮影距離が1mなのでケンコー製アポ・クローズアップレンズ1000mmと500mmを購入これまたズームマクロ撮影(非常識?)はとても便利、以下テスト撮影画像です。

Angenieux 45-90mm f1:2.8 Leica R mount 3cam

45mmで絞り5.6です。

初夏の早朝もろ順光なのでただの無限遠ピントチェックですが周辺光量も確保されて問題無しです。。

Angenieux 45-90mm f1:2.8 Leica R mount 3cam

90mmで絞り2.8です。

90mmあたり開放f2,8でもほとんど単焦点レンズと良い勝負です。程よい感じで30年以上前のズームレンズらしくありません。ソリゴールと良く似ています(笑)青い囲みにクモの糸が見えますがしっかりとピントはきています。ハレを切ってやれば逆光でも問題ありませんが、それって当たりまえですね。マルチコートもハレを切らないと目立ちませんが画面内に必ずハレ成分は存在します。大伸ばしするとシャドーの一部分がGとかMに転んでいたりしてそれがバレます。ボディーはピントの見切りのイイSLを使いました。

Angenieux 45-90mm f1:2.8 Leica R mount 3cam

90mmで絞り開放です。+ 500mm close up lens

今にも雨が降りそうな朝、ゴーヤの葉と花です。花の直径は2cm程度の小さな花で午後にはすぼみます。ケンコー製アポタイプクローズアップレンズの焦点距離500mmを使用。近接撮影でズームは便利ですね。ホワッとしたボケ方はこのレンズの特徴で単にシャープなだけならキロンで良いし形を残しつつソフトにアウトしてゆくのがイイ。葉っぱのボケ方がそれを語っていると思います。私は周辺光量不足賛成派でして、何ら欠点と感じません。むしろなだらかな周辺光量不足は焼き込み効果を生み画面全体が締まります。

場合によってはフラットなレンズが必要な時もありそれは大切なファクターではございます。作画上のレンズ善し悪しは単純ではありませんね。私は開放で周辺が落ち、絞ればフラットになる古いタイプが慣れているのでしょうか、好みです。

ロシア製の人気カメラ「ロモ」や中国製「ホルガ」そしてピンホールカメラ(針穴写真)はかなりの周辺光量不足レンズが付いていて当然JIS規格外でしょうか(笑)。そこから生まれる画像は新鮮で人気が高く周辺落ち画像を自然にイイと感じている様子です。工業製品としての価値とアートワークツールとしての価値は別物だと思います。

Angenieux 45-90mm f1:2.8 Leica R mount 3cam

90mm手前で絞り開放です。

収穫し忘れていたサヤインゲンに立派に成熟した実が7つぶ入っていました。皮がしわしわで豆がつるつるおもしろ(^_^)d古いレンズですが色の偏りは見られません。保存状態が抜群だったのでしょうか格安のミッケ物です。

Angenieux 45-90mm f1:2.8 Leica R mount 3cam

90mmで絞り8です。
"7bean brothers" 背景の色を変えて何枚か写しました中の1枚です。かなりシャープですが驚く程ではありません。


Angenieux 45-90mm f1:2.8 Leica R mount 3cam

45mmで絞り2.8です。

冷蔵庫前で氷をもらう為に待つ状態ですがしばらくするとだ液がバンジージャンプのスロー再生の様にツーッと加速して落ちていきました。絹糸のごとく細く粘りけの強い雫を私は見落としませんでした。シャッターは押したものの写っている確証はありませんでした。通常のレンズ批評では毛並みの柔らかな描写云々になりがちですが敢えて「おねだり」の条件反射現象をアップ致しました。

Angenieux 45-90mm f1:2.8 Leica R mount 3cam

75mm程度で絞り2.8と1/2です。

完全逆光でその割にはフレアとかゴーストは見られませんが^^;;ぢつは画面すぐ右側に電信柱があってそこの影に入ってからフレーミングしています。カメラ位置を動かせない、、こんな時はズームレンズが便利ですね。

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