美術評論:村上哲史のギャラリー拝見 ____________

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其の四

斎藤志津子イラスト展

 今回おじゃましたのは、イラストレーターの斎藤志津子さんの作品展。斎藤さんとは昔「アーティスト・バジャー」というグループで一緒にいたということもあって、今回は斎藤さんにもおいで頂き、いろいろとお話を伺うことが出来ました。

2002年1月16日〜3月15日
徳島トヨタアトラツインギャラリー

 会場は、南前川町の「徳島トヨタアタラツインギャラリー」。簡単にいうと車の展示場に作品の展示スペースがあるわけです。徳島市内のほぼ中心部にこんな広い展示場を作るなんて、さすがトヨタやなぁ。スロープもきちんと完備され好感の持てる会場でした。


 受付の上にあった作品、と言ったらいいうんでしょうか看板といったらいいんでしょうか。斎藤さんには珍しく、ほとんど原色で描かれています。それに、まだ半乾きでした。なんか今まで見たことがない斎藤さんの世界が見られるような気がしてワクワクしてきました。

 ここで斎藤さんのプロフィールを簡単に紹介します。
 斎藤さんは、板野郡藍住町在住。徳島県美術展のデザイン部門にはここ20年ほど毎年出品しているそうで、入選はもとより特選・準特選を多数獲得しています。また96年から4年間、イラストとエッセイで綴った「街角ウォッチング」などを徳島新聞に連載。夫であり、やはりイラストレーターの斎藤繁次さんとは毎年に何回か個展などを開いているようです。

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 トヨタの受付のおねぇちゃんです。会場に行くとコーヒーを入れてくれたりします。ボクも一杯戴きました。

 下の絵もそうですが、今回、赤い色が目立ちました。ボクが知っている限りでは斉藤さんがこんなに「赤」を使っているのは初めてで、なぜなのか本人に聞いてみたところ、驚いたことに、ボクの絵を見て「赤もええなぁ、使ってみようかな」と思ったそうです。すると、周りから凄く高い評価を受けて自分でも驚いてる、ということでした。ボクの「赤」がこんなところで関わっているなんて、たとえ社交辞令であっても嬉しい限りです。

 そういえば、受付のおねぇちゃんの制服も真っ赤ですよね。・・・関係ないか。

 当然の事ながら会場にはトヨタの車がいっぱい並んでいました。しかもここらは1台数百万の高級車のゾーン。スラロームを得意とするボクではありますが、慎重に慎重に見て回りました。

 今見ているのは全部で30枚からなる組み絵。それを今回はバラバラにして間隔をあけて飾ってみたそうです。こういう展示の仕方も面白いですね。ボクもやってみようかな。

 上の組み絵の続き。材料はなんだと思いますか。本を運ぶときの箱だそうです。大量に捨ててあったのを見つけて、「これは使える」と拾ってきたそうです。廃材を拾ってきて絵を描くのは、斎藤夫妻お得意の手法です。

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