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オリンパスOM4-ti,オリンパスOM2-S&P,Yahooで売却したミノルタオートコードのその後,


オリンパスOM4-tiの場合

20数年前、学生の頃キャノンレンジファインダーとライカM2とオリンパスOM1を生意気に使っていました。同級生にT脇君と申します、江戸っ子で麹町あたりに詳しいのがいまして、ココア色のレザー張りニコンを持っていました。(リンフォフのビニールレザーを使っていたみたいです)そのカメラはとっても美しくて彼の自慢のカメラみたいでした。「どこでそう改造したんえ?」と尋ねると「俺さーカメラの修理職人知ってんだー」地元の強み、江戸っ子の人付き合いの良さそうなT脇君は私をカメラの修理職人の店に連れてってくれました。「こいつさーT島からきててさー、俺と仲良いんだよ、幸田クンってんだ、なんかお願いがあるみたいなんで聞いてやってくれるー」。そこで紹介してもらってM2の安い実用品を手に入れる事ができたのですが、当時そこにはジナー、リンフォフ、ローライ、そしてライカと名立たる名機がゴロンゴロンでそれぞれ担当がいらしゃったみたいでした。記憶がオボロげですいません。発売当初のオリンパスOM-1はもう私の為に作って頂いた特注システムみたいな感じのカメラだと感じました。しかしあまりの小型化で距離を合わせているうちに絞りリングが動いていたりした失敗が続きへたくそをカメラのせいにして売ってしまいました。時は流れ仕事の都合上、仕方なく重い重い(;_;)ニコンF4を使っていまして、次のF5が出てあまりの肥満ぶりに絶句いたしまして、ニコンをじぇんぶ片付け、オリンパスに総入れ替えいたしました。贅沢でしょうか?でも24mmシフトレンズがある?21mmから180mmまでF2で揃う?1/2000日中シンクロは?初対面はOM1でしたが手にしたOM-4は多機能を詰め込んだスーパーマシンに大変身していました。より見やすくなったファインダーでオートフォーカスは要らないしシフトレンズも大活躍です。「使う時は激しく、使い終わったら優しくね」。カメラマン浅井愼平さんのお言葉通りオーバーホールをしてあげよっと、と大阪SSへ出しました。オーバーホールから帰ってきたOM-4tiは実に快調そのもの、^^;しかし多機能ゆえのチェックもれが発覚、X接点1/60 以下でストロボ発光はするんです、でもシンクロしてない症状。なんと発光は先膜のスタート前、しかもしかもクリップオンのF280ストロボでは正常発光なのですから気付かなかったわけです。シンクロ異常で再点検、出して帰ってまた出して治ったと思ったらやっぱりダメ。結局原因不明のまま治る事は治りましたが不信感が残るオーバーホールになりました。一つの結論ですが「新品」「オーバーホール上がり」は厳しいテストをしないと怪我をします。初心忘れるべからずです;-(t


オリンパスOM2-S&P,の場合t

再三の修理出しに泣いて代替え機を探しました。見た目程度の良いOM-2を手に入れました。OM4-ti修理中に使っていましたらすぐにフィルム巻き上げが壊れてしまい今度はOM2-S&Pをアメリカのネットショップ"KEH"で$235.00でt値段に負けて買いました。貧乏人の安物買いです。しかしそれも見た目に程度の良いOMー2と同じ症状が出ました。大阪SSへOM4tiと入れ代わるように修理出しです。何の為に買ったんだかわかりません。大阪SSからFAXが送られてまいりました。お知らせ欄に「このカメラは生産完了後一定の期間を過ぎて電子交換パーツが供給されませんので修理不能です」と。私は承服できません。なぜなら電池を使わないバルブポジションで症状が出るのに絶対メカトラブルですよ、理にかなっていませんが」と。お答えは、「カメラを修理する事によって引き起こされるトラブルが発生した場合、交換部品の無い現状では責任が持てないので、修理不能なのです」。と、もう訳がわかりません。修理する事によって引き起こされるトラブルってそれ何?自分達の起こす修理ミスじゃないか。その先は「アホボケカスアーホンダーラ!!」になっちまいます。言い分通りなら、交換する電子部品が無い機種=修理不能=受け付け拒否対象機種になっているのですね。経営営業サイドから新品代替え販売促進の為サービス対象機種を限定しているのですか。もう腹にすえかねました。捨て台詞です「もうオリンパスつかわんから、即刻返却して下さい。自分の手でぐちゃぐちゃにぶちこわすから、だって治らないのならゴミじゃないですか」。その返却に2週間かかりました。

伝票の隅に手書きで「現状で対処できる対策を致しましたが保証の限りではございません。処置費用なし」中を開けて何か処置を無料で為さった痕跡が文面から受け取れます。非オフィシャルな処置でしょうか。以後症状は出ていません。これは重いです。ぼろくそに言った手前素直にありがとうございました。と言いにくいし、非公式な修理内容と受け止めれますから下手に感謝を伝えると上司から修理担当は叱られる可能性があります。それぞれに修理担当も組織の一員で会社の方針に従うのはあたりまえです、感情を持つ人間ですから正しい間違いが難無くできる(笑)オリンパス万歳,一生のおつき合いができそうです。


Yahooで売却したミノルタオートコードのその後t

気持がローライに行ってしまったのと軍資金調達の為ヤフーオークションで大阪の方に売却致しました。お買いになったFさんはオートコードの製造年月日とお誕生日が同じだそうで、奇遇な御縁のある方です。むかしミノルタは神戸、武庫川に工場があって、六甲山麓の生まれで、六甲=ロッコールらしいですね。私とオートコード3型は20才の頃からで2台目です。私流にインテンファインダースクリーンと交換し、専用ストラップから汎用も使えるように改造していました。お気に入りになったFさんは長く使いたいしとミノルタ大阪SSに持込みシャッター点検をお願いしたそうです。ミノルタ大阪SSは懐かしみながら丁寧に完璧に修理してくれたそうです。前述のオリンパス大阪SSの技術担当の方といい、ミノルタ大阪SSの方といいそれぞれに本社の思惑で対処が異なっていますがエンジニアのお気持は伝わって参ります。この頃の経営者は先代の財産を食いつぶしているばかりで会社のポリシーが響いてまいりません。ユーザーの意見アンケートや経営コンサルに頼るばかりでなくもっと個性を出て欲しいものです。修理と関係ないお話でした。

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